トルストイ名言集


ロシアの小説家




*逆境が人格を作る。


*汝の心に教えよ、心に学ぶな。


*学問のある人とは、本を読んで多くのことを知っている人である。

  教養のある人とは、その時代に最も広がっている知識やマナーを

  すっかり心得ている人である。そして有徳の人とは、

  自分の人生の意義を理解している人である。


*幸福は、己れ自ら作るものであって、それ以外の幸福はない。


*慈善は、それが犠牲である場合のみ慈善である。


*人間にとって最高の幸福は、一年の終わりにおける自己を、

   その一年の始めにおける自己よりも、

   遥かに良くなったと感ずることである。


*悔恨がないのは、前進がないからである。


*謙虚な人は誰からも好かれる。それなのにどうして

  謙虚な人になろうとしないのだろうか。


*わたしたちは踏みなれた生活の軌道から放りだされると、

  もうだめだ、と思います。が、実際はそこに、

  ようやく新しいものが始まるのです。

  生命のある間は幸福があります。


*強い人々は、いつも気取らない。


*孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる。


*愛とは、大勢の中からたった一人の男なり女なりを選んで、

   ほかの者を決して顧みないことです。


*確実に幸福な人となるただ一つの道は人を愛することだ。


*急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、

   いくら遅くても季節はずれになることはない。


*自分をその人より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。

   また、その人を自分より優れているとも、

   偉大であるとも思わないこと。

   そうした時、人と生きるのがたやすくなる。


*他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。

   他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ。


*もし苦しみがなかったら、人間は自分の限界を知らなかったろうし、

   自分というものを知らなかったろう。


*悪に対して悪をもって報いることは、幸福を失うことである。

   悪に対して愛をもって報いることは、幸福を得ることである。


*一番難しく、しかも最も大切なことは、人生を愛することです。

  苦しい時でさえも愛することです。人生はすべてだからです。


*何の試練も受けていない者は、試練を受けている人に、

   何も教えることはできません。


*額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。

   また健康な思想も頭脳に沸き得ない。


*人間の真価は分数のようなものだ。分母は自己の評価、

   分子は他人による評価である。分母が大きくなるほど、

   結局、真価は小さくなる。


*人生の唯一の意義は、人のために生きることである。


*人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために

   躍起になって奔走するもの、そうしたものは彼らに

   なんの幸福ももたらさない。


*誰もが世界を変えたいと思うが、

   誰も自分自身を変えようとは思わない。


*別の人間に仕立てようというような不可能なことを、

   相手に要求してはならない。


*一生涯ひとりの異性を愛することは、

   一本の蝋燭が生涯燃えることと同じである。


*この世における使命をまっとうせんがために、

   我々の仕事を明日に繰り延べることなく、

   あらゆる瞬間において、

   自己の全力を傾注して生きなければならない。


*もし善が原因をもっていたとしたら、それはもう善ではない。

   もしそれが結果を持てば、やはり善とは言えない。

   だから、善は因果の連鎖の枠外にあるのだ。


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